「ヤミ金は自分とは無縁」そんなふうに思っていた私が
ヤミ金に手を出すことになり一度は借金地獄に陥ったものの
そこから這い上がったリアルな体験談です。
借金のきっかけ|ほんの数万円から
最初はほんの数万円がきっかけでそこから狂い始めました。
私が20代だったある日勤務先の経営不振により
大幅な減給を受けました。
独り身で贅沢もしていなかったこともあり
普通に暮らせていましたが私の「普通の生活」は
そこから一気に崩れ始めたのです。
最初の借金は消費者金融で10万円です。
しかし減給がなかなか戻らず
副業は禁止されていたこともあって
生活費が足りずまた借入することになりました。
それを繰り返しているうちに借入限度額に達し
どこからも借りられなくなった私が行きついた先は
「審査不要・即日融資」と書かれたネット広告です。
今思えばそこがヤミ金の入口でした。
地獄の始まり:ヤミ金との取引
たいして知識もないうえよく調べもしなかったため
借入した後も私は相手がヤミ金とわかっていませんでした。
この業者から最初に借りた金額は3万円です。
審査不要とありましたが電話でのヒアリングがあり
個人情報と緊急連絡先を聞かれました。
その後少し時間を空けてから貸し付け条件の案内があり
「30,000円振り込むので来週までに45,000円払って」
と言われたのです。
15,000円が利息なので年利に換算すると
約1,700%となります。
あまりの高金利に驚きつつも冷静さを欠いていた私は
その条件に同意し借りてしまいました。
自転車操業:借金地獄
一旦は返済できたもののすぐにまたお金が足りなくなり
相談してみたところ別の業者を紹介されることになります。
気が付くと5件以上のヤミ金からお金を借りるようになっており
正規の金融業者に支払うお金はほとんど捻出できない状態です。
それどころかヤミ金からの借金を完済できず毎週数万円の利息を
払い続ける生活になります。
だんだん支払いが追い付かなくなり遅れてしまうこともしばしば
非通知や知らない番号から自分の携帯だけでなく職場へも
いたずらや嫌がらせの電話がかかってくるようになりました。
鳴っていない電話が鳴っているような感覚にまで陥っており
心が壊れかけていたんだと今では思います。
孤独:誰にも相談できなかった
借金地獄の中で一番苦しかったのは
「誰にも相談できなかったこと」です。
すでにお金を借りていたこともあり
家族や友人へは相談できず
職場にも知られてしまい
遠回しに退職勧告を受け
自主退職することになります。
預金残高はほぼ0円で携帯は遅れつつも
なんとか支払っていましたが
家賃はずっと滞らせてしまっていたため強制退去
何の気力もわかなくなっていきました。
それでもそこで終わらなかったのは心のどこかで
「まだ終わりたくない」という気持ちがあったのか
生きることへの執着はあったのだと思います。
希望の糸口|専門家に相談するという選択肢
ある日「闇金対応専門の司法書士事務所」という
広告が目に留まりました。
「無料相談」「秘密厳守」「即日対応」という言葉に
半信半疑ながらも少しの希望を感じて電話をかけてみます。
電話対応していただいた方はとても落ち着いた雰囲気で
やさしく「大丈夫、あなたは悪くないですよ」と
言ってくれたのです。
親身に話を聞いてもらううちに
私は涙が止まらなくなっていました。
変化:取り立てがぴたりと止まった
依頼した司法書士が借入先のヤミ金業者に対し
すぐに受任通知を送ってくれたことで
それまで鳴り続けていた電話が一切鳴らなくなりました。
これはヤミ金が法的手段で対抗されることを嫌うためです。
闇金業者にとって弁護士や司法書士など
法律の専門家を相手にすることはリスクが大きすぎることから
介入された時点で手を引くことも少なくありません。
あの静けさは地獄から少し解放された気持ちになりました。
再出発:普通の生活を取り戻すために
その後精神的に少し落ち着いたこともあり
アルバイトや単発バイトの掛け持ちをしながら
社会復帰を目指しました。
分割返済にしてもらった司法書士への依頼料など
必要なお金を無理のない範囲内で支払いつつ
信用情報の信用情報の回復も進め
数年たった今では安定した職場で働きつつ
趣味でwebライティングをしています。
携帯は自分の名義で契約できるようになり
電気や水道が普通に使えるという
あたり前の日々に感謝できるようになりました。
「普通の生活」とはこんなにもありがたいものなんだなと
心から思えるようになったのです。
それと同時にもうあんな地獄の日々には戻りたくない
戻らないようにしようと。
伝えたいこと|借金地獄から抜け出すには
ヤミ金に一度でも手を出してしまうと
絶対に借金地獄に落ちてしまいます。
私は特別な人間でもなく法的知識や人脈もなければ
大した資産もないただの会社員でした。
そんな私がヤミ金の借金地獄から抜け出せたのは
ふいに目に留まった広告をもとにかけた
「たった一本の電話」がきっかけです。
いまこの記事を読んでいるあなたが
もし少しでも「今の状況を何とかしたい」と思っているなら
どうか勇気を出して一歩
踏み出してみてください。
「もう遅い」「自分はもうだめだ」なんてことはありません。
私が身をもってそれを経験しました。
まとめ|私が学んだ3つのこと
「もうダメかもしれない」借金地獄の中で何度も思いました。
ですがいまはおだやかに過ごせる日々が続いています。
今苦しい状況にいるあなたにもいつかそんな日が来ます。
そのためにもまずは勇気を出して一歩
踏み出してみてください。
最後に:必要な方へ届いてほしい情報
・ヤミ金対応に強い専門家を探すには
「ヤミ金 弁護士(司法書士) 無料相談」で検索
・公的な相談窓口
・誰にも言えない気持ちを話すなら
匿名で投稿できる借金相談掲示板や
LINE相談窓口もあります。
「ヤミ金から抜け出したい」と思ったら
まずは誰かに話すことから始めてみてください。
あなたの人生はまだ終わっていません!

毎月給料日までお金が持たず、ローンもブラックで借りれないので必然的にダークなところからお金を借りるようになり、その手のやつはだいたい経験済みです。
信販:スーパーブラック
闇金利用歴:あり
得意分野:後払いツケ払い